ソフトB武田 1安打の次は…2安打で2戦連続完封「低めにドーンと」

[ 2018年5月14日 07:51 ]

パ・リーグ   ソフトバンク8―0日本ハム ( 2018年5月13日    ヤフオクD )

<ソ・日>2試合連続で完封勝利の武田(左)は笑顔を見せる
Photo By スポニチ

 ソフトバンク・武田翔太投手(25)が13日の日本ハム戦で2安打完封勝利をマークした。2試合連続完封は球団では11年の杉内以来7年ぶり。6回1死まで無安打投球を見せるなど、三塁を踏ませず2安打8奪三振で今季2勝目を挙げた。打線は2試合連続2桁安打で8得点し、右腕を援護。チームは2位に浮上した。

 淡々と投げる姿は、最後まで変わらなかった。9回2死。武田が大田を右飛に仕留め、2試合連続の完封勝利。127球を投げきり「前回に比べると抜け球もあった。とりあえず低めにドーンというボールを投げようと思った」と振り返った。

 5日のオリックス戦では1安打、この日は2安打だった。11年の杉内以来の2戦連続完封で、連続無失点イニングは20に伸びた。

 好調の要因は、さまざまな「変化」にある。足がつりやすい体質のため、試合前にはマグネシウムスポーツローションを塗ってからマウンドへ。前回登板時からは「(東浜)巨さんが使っているのを見て、いいなと思って」と、自身の足形に合わせたスパイクのインソールを敷いた。

 オープン戦まではプレートの三塁側を踏んでいたが「シンプルに真っすぐ投げられるの感じがするので」と、開幕後は一塁側へ変えた。オープン戦まではノーワインドアップで投げていたが「ブルペンでしっくりきたので」と、走者がいない場面でもセットポジションに変えた。

 日本ハム打線を抑えた要因は、1番・西川の足封じだった。初回は高谷が二盗を阻止。4回には自らのけん制で刺した。初回にけん制を投じ、帰塁のタイミングを見て「次に(塁に)出たら」と狙っていた。ルーキー・清宮からは直球で2三振を奪った。「よく振れている。もうひと化けするんじゃないかと投げていて思った」と言いながらも、無安打に抑える貫禄を見せた。

 母の日は16年に続き2連勝。母・和子さんへのプレゼントについては「適当に贈ります」と笑った。2日連続で開催された「タカガールデー」。2万8677人の女性ファンの前で、今季から背番号18を背負う武田が通算50勝目を挙げた。(川島 毅洋)

続きを表示

この記事のフォト

2018年5月14日のニュース