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バランス欠いた西武の4連敗 強力打線復活の鍵握るのは投手陣

12日のロッテ戦で4連敗を喫し、厳しい表情で腕を組む西武・辻監督
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 悔しさを押し殺したのだろう。ベンチ裏のミラールーム。西武・辻監督は苦笑いしながら「少ねえなあ…」と見渡してから報道陣の輪の中心に立った。12日のロッテ戦で敗れ、今季初の4連敗。今季一番の重苦しい囲み取材を、こう締めた。

 「まだ、貯金は12もあるんだろ。12個つくるのに普通は2、3カ月かかる。ちょっと悪いとそういう風(深刻)に見られるからね」

 開幕8連勝などロケットスタートに成功。本拠地の開幕12連勝もマークした。30試合目だったゴールデンウイーク最終日、6日の楽天戦(楽天生命パーク)で勝利し、23勝7敗で貯金は今季最多の16。ただ、連休が明けると勝てなくなった。8日からのソフトバンク2連戦で2戦連続零敗。11日からのロッテ戦は2戦連続2桁失点と、投打ともに突然、勢いが止まったような4連敗になった。

 この4試合の総得点は5点で1試合平均は1・25点になる。6日までは1試合平均6・7得点。それでも指揮官は打線について「状態は悪くない」と見ている。8日からのソフトバンク2連戦は相手先発の千賀、石川がさすがの投球だった。そしてロッテ戦の2連敗はそれぞれ8点、5点と2回に大量失点する展開。「大量点を取られると、バッターは“ランナーをためないといけない”とか余計なことを考えちゃうのが野球。コーチは“積極的にいこう”と言っているんだけど、選手は“1発狙っちゃいかん”とか考えちゃうもの」。辻監督はロッテ戦の2試合を振り返り、こう言った。

 打線に限ればソフトバンク戦に2戦連続で零敗した後「打たないといけない」という気持ちが強くなるのは必然。その心理的変化が生じた状況で今度は、序盤の大量失点が続けば「打たないといけないけど、大事にいかないといけない」という心理的な迷いが生まれる。指揮官はそれによって、各打者が「なかなか積極的にバットを振っていくということができなくなった」と分析する。37イニング連続で適時打が出ないのは、技術ではなく投打のバランスの崩れが大きな要因だ。

 野球は「投手VS打者」の個人対戦の積み重ねとも言っていいが、試合展開、走者の有無や走力など、刻一刻と変わる状況が「投手VS打者」の結果に強く影響する。強力打線が再び積極性と破壊力を取り戻すきっかけは、野手ではなく投手陣が握っているようだ。(記者コラム・春川 英樹)

[ 2018年5月13日 10:00 ]

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