イチロー納得「やっぱり喜ぶんだ」感情出さない左腕がノーノー

[ 2018年5月10日 05:30 ]

ア・リーグ   マリナーズ5―0ブルージェイズ ( 2018年5月8日    トロント )

<ブルージェイズ・マリナーズ>ノーヒットノーランを達成したパクストン(AP)
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 マリナーズの左腕パクストンが、ブルージェイズ戦でメジャー今季2度目のノーヒットノーランを達成した。球団では15年8月の岩隈以来5人目。「最後の回は真っすぐしか投げなかった。自分の一番の武器」と9回、最後の打者にこの日最速の99.5マイル(約160キロ)をマークした。

 9回99球を投げ、7奪三振で3四球。カナダ出身選手では1945年のディック・ファウラー以来73年ぶり2人目。母国のトロントでの快挙に、国を代表する樹木、カエデのタトゥーを右腕に施す29歳は「これ以上の場所はない」と喜んだ。

 イチロー会長付特別補佐は試合後、ベンチから飛び出した。ヒーローの歓喜の姿に「普段は感情がほとんど見えない子。やっぱり喜ぶんだ」と笑い、全員でシャンパンで祝福。「パクストンはもちろんだけど今日はシーガーだね。(無安打無得点は)何もなしではなかなかいかないから」と7回に三塁線を襲うゴロを横っ跳びで好捕した三塁手を称えた。(笹田幸嗣通信員)

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