古豪・向陽 逆転でシード獲得 OBに伝説の左腕・嶋清一

[ 2018年5月6日 14:36 ]

春季高校野球和歌山大会準々決勝   向陽4―2熊野 ( 2018年5月6日    紀三井寺 )

熊野に逆転勝ちし、4強入りを決めた向陽の選手たち
Photo By スポニチ

 古豪・向陽が夏のシード権を獲得した。2点を追う8回、4本の長短打を集めて熊野に逆転勝ち。堀内孝貢監督(68)は「このチームは諦めない。高校野球は7、8、9回です。試合が終わるまで、点差があっても相手を見るなと言っていますから」と部員を頼もしげに見つめた。

 海草中時代、戦争中断前の1939年、40年と夏の選手権大会を連覇した古豪。39年夏は全5試合が完封勝利だった。準決勝、決勝は連続でノーヒットノーランの偉業を達成したのが嶋清一投手(2008年野球殿堂入り)だ。戦死した伝説の左腕の伝記本は、入部時に全員が読むアイテムだ。

 エースの系譜を継ぐ小林亮太投手は2番手で6回から登板し、4回を被安打2の無失点。逆転劇の流れをつくった。伝記本を2回読んだという背番号1は「嶋さんは野球殿堂入りされているし、憧れですごい人。向陽の投手は嶋さんに近づいていかないと」と表情を引き締めた。準決勝の相手は今春の選抜で準優勝した智弁和歌山。最後まで諦めず、全力で腕を振る覚悟だ。

続きを表示

「名将かく語りき〜歴史を彩った勝負師たち〜」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2018年5月6日のニュース