内川 2000安打王手 12打席ぶり「これで変わらなきゃ」

[ 2018年5月6日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3―0オリックス ( 2018年5月5日    ヤフオクD )

<ソ・オ>4回1死、体勢を崩しながらも左手一本で右前打を放つ内川
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 やっと出た。あと1本だ。ソフトバンクの内川聖一内野手(35)が5日のオリックス戦で1安打を放ち、通算2000安打に王手をかけた。4回に3試合、12打席ぶりとなる安打を右前に運んだ。チームは工藤公康監督(55)の誕生日に4年連続の白星。6日はゴールデンウイーク最終日で、本拠・ヤフオクドームでの同戦で偉業を達成する。

 王手をかけた一打は、左手一本で右前に運んだ。4回の第2打席。内川は、今季3度目の対戦となった山岡の外角カットボールを捉えた。6日前の対戦時にはバットをわずかに短く握った打席もあったが、この日はいつも通りに長く持った。

 「(左手一本は)そんなんでしか打てていないから。その前に打てるボールを打っていれば、こうなっていない」。実に12打席ぶりとなる待望の安打。それでも、追い込まれながらの一打には納得していなかった。

 ヤフオクドームが異様な雰囲気に包まれる中、6回は遊ゴロ。8回は直前の柳田が凡退し、4打席目は回ってこなかった。本拠地は大きなため息に包まれたが「武田に完封してほしかったので。変に間ができてしまうから」と自らの記録よりも、後輩投手を思いやった。王手をかけた心境を問われると「これで変わらなきゃおかしいでしょ」と言った。通算2000安打の先輩である王貞治球団会長は「いよいよリーチが出たね。早く超えちゃいたいというのが本音だろうね」と話した。

 開幕から本調子ではないが、他球団には脅威である打者に変わりはない。あるパ・リーグ球団の打撃コーチは「どのコースに来ても、捉えるポイントが一直線。普通は内角は前、外角は後ろと考えるけど、同じところで打てるからヒットコースが広くなる」と技術の高さに舌を巻く。この日の右前打もボール気味のゾーンを捉えた。

 17年前、横浜(現DeNA)のユニホームでデビューして以来、1797試合で積み上げた安打は1999本。重圧を感じながら打席に立つ状況が続き、35歳は「早く終わりたい」と言った。ゴールデンウイーク最終日となる、6日。本拠地のファンの前で、節目の一打を狙う。(川島 毅洋)

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