2メートル左腕、早大・今西 リーグ初勝利 1回3者三振斬り

[ 2018年5月6日 05:30 ]

東京六大学野球第4週第1日   早大1―0東大 ( 2018年5月5日    神宮 )

<早大・東大>好投を見せた早大の2番手・今西
Photo By スポニチ

 1回戦2試合が行われた。早大は東大にサヨナラ勝ちで先勝。0―0の9回、2番手で登板した2メートル左腕・今西拓弥投手(2年)が1回無失点でリーグ戦初勝利を挙げた。立大は勝ち点2同士の慶大との首位対決に3―2で競り勝った。

 試合後の整列。1メートル75の小島の隣に頭2つ抜けた今西が並んだ。0―0の9回登板し、3者三振に斬るとその裏サヨナラ勝ち。リーグ戦初勝利にも、8回までは小島が力投しただけに「おいしいところを持っていってしまった」と身をすくめた。

 中2ですでに身長は1メートル80。広陵時代に2メートルに達し、スリークオーター左腕としてプロからも注目された。早大では1年秋にリーグ戦初登板を果たし、最速147キロを計測するまでに成長。今春は左脇腹疲労骨折で出遅れたが「トレーニングできたし、一度離れていろいろ考えられたのが良かった」。切れを増した直球を主体に三振は全て空振りで奪った。「先発もできるくらい状態はいい」と高橋広監督。いまだ勝ち点0だが、チーム浮上のキーマンになりそうだ。(松井 いつき)

 ◆今西 拓弥(いまにし・たくみ)1998年(平10)6月22日生まれ、奈良県出身の19歳。橿原中では志貴ボーイズでプレーし、広陵3年夏は背番号10で広島大会4強。甲子園出場なし。2メートル00、90キロ。左投げ左打ち。

続きを表示

2018年5月6日のニュース