大谷 2試合連続マルチ!2安打1打点で4連勝貢献「いいスイングできている」

[ 2018年5月5日 14:21 ]

ア・リーグ   エンゼルス5―0マリナーズ ( 2018年5月4日    シアトル )

<マリナーズ・エンゼルス>5回2死一、二塁、左越え適時二塁打を放つ大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手(23)は4日(日本時間5日)、シアトルで行われたマリナーズ戦に「5番・指名打者」でメジャー移籍後初めて4戦連続の先発出場。適時二塁打を放つなど4打数2安打1打点の活躍で、チームの4連勝に貢献した。大谷の複数安打は打者出場2試合連続6度目。

 2回無死からの第1打席は、外角の変化球に空振り三振に倒れたが、4回無死一塁からの第2打席は2ストライクに追い込まれたものの、3球目の外角球を鋭いライナーで中前に弾き返した。5回2死一、二塁からの第3打席は、前打者のプホルスが右前打を放ってメジャー通算3000本安打を達成した大歓声が冷めやらぬ中、左翼手の頭上を越える適時二塁打。2試合連続のマルチ安打をマークし、主砲の快挙に花をそえた。8回無死からの第4打席は四球、9回1死一塁からの第5打席は一ゴロだった。

 大谷が打席に入ると、場内のファンは一斉に大きなブーイングを浴びせた。昨年12月に入団する球団の最終候補としてマリナーズを含めた7球団と面談。一時はマリナーズが最有力候補とされていただけに、ファンの注目度も高かったようだ。

 試合後は、第3打席の左越え二塁打を「思ったより(左翼手が)前にいたので越えるかなと思った」と振り返り、この日の5打席については「全打席いいスイングができている」と納得の表情を見せていた。

 初対決がなるかと注目されたマリナーズのイチロー外野手(44)は前日3日(同4日)、メジャー出場の前提となる40人枠を外れて会長付特別補佐に就任したため、今季の対戦は消滅。この日の試合前には、右中間フィールドでイチローの元へあいさつへ。イチロー流のジョークで“逃げられる”場面もあったが、その後握手をかわして談笑した。

 イチローと談笑後は、敵地のブルペンに入り、直球にカーブ、スライダー、スプリットと変化球を交えながら30球の投球練習を行った。6日(同7日午前5時10分開始)のマリナーズ戦での登板が予定されている。

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