平安・松田に5球団熱視線 50号V弾に阪神スカウト「大山タイプ」

[ 2018年5月5日 07:49 ]

春季京都大会2次戦1回戦   龍谷大平安7―0南陽(8回コールド ( 2018年5月4日    太陽が丘 )

龍谷大平安のプロ注目スラッガー松田は高校通算50号を放った
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 龍谷大平安が8回コールドで南陽を圧倒し、8強入りを決めた。同校OBとして広島で活躍し、2215試合連続出場で「鉄人」と呼ばれた衣笠祥雄氏が4月23日に死去。偉大なOBに会心の勝利を届けた。

 龍谷大平安は2回、「4番・遊撃」で先発したプロ注目のスラッガー松田憲之朗内野手(3年)が初球のカーブを強振。左翼芝生席へ高校通算50号を放り込んだ。西武の捕手・炭谷銀仁朗のいとこにあたる主将は3回にも初球を仕留め、左翼線へ二塁打。8回には左前へコールド勝ちを呼び込む2点適時打を放った。3安打3打点の活躍に「ボールをしっかり引きつけ、強く振る意識でした」と胸を張った。

 強く振る、そのモデルこそ衣笠氏だ。フルスイングが代名詞だった、偉大な先輩。松田は「フルスイングは野球の原点。大事なことだと思うので、これからも実践したい」と汗をぬぐった。この日は巨人、広島、オリックスなど5球団が右の長距離砲を視察した。阪神の熊野輝光スカウトは「パワーがあるし、飛距離も出る。内野手で右打者は貴重な存在。うちの大山みたいなタイプかな」と評価した。

 甲子園で先輩に応えたい夢がある。節目の100回大会を迎える今夏。春夏通算100勝達成を最低限のノルマに課す。松田は「(衣笠さんが)なくなられてびっくりしました。“100回大会で100勝を期待している”と監督から聞かせていただきました。期待に応えたいし、重圧をはねのけたい。頑張って100勝を達成したい」と意気込む。

 原田英彦監督が衣笠氏と最後に会ったのは昨年11月末だった。京都で食事をともにしたという。改めて準備の大切さを学んだ。「準備して実行し、反省し、研究し…。その繰り返しなんだよ」――。夏の甲子園出場は是が非でも譲れない。「応援の支えになっていたので、心のパズルが欠けたような感じです。100回大会を楽しみにされていました。命をかける、それくらいの気持ちでやっていきます」。衣笠氏の思いも背負って、激戦の京都を勝ち抜く覚悟だ。(吉仲 博幸)

 ◆松田 憲之朗(まつだ・けんしろう)2000年(平12)5月1日生まれ、京都府京都市出身。醍醐小1年から「醍醐OUクラブ」で野球を始め、遊撃手。醍醐中では「京都洛北ボーイズ」に所属。龍谷大平安では1年秋からベンチ入り。高校通算50本塁打。50メートル走6秒4、遠投100メートル。1メートル81、84キロ。右投げ右打ち。

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