広島・長井 プロ初登板で剛速球披露「いい感じで投げられた」

[ 2018年5月5日 05:30 ]

セ・リーグ   広島0―8ヤクルト ( 2018年5月4日    神宮 )

8回にプロ初登板を果たした長井
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 広島は4日のヤクルト戦(神宮)で今季初の零敗を喫し、20勝リーグ一番乗りは持ち越しとなった。

 打線がブキャナンの前に散発5安打と沈黙し0―8の完敗。見せ場に乏しい試合でも、収穫は確かにあった。3番手の中田が満塁弾を被弾し、大差がついた終盤8回2死無走者で、プロ初登板を果たした高卒2年目の長井。その投げっぷりと、右腕から放たれた剛速球はキラリと光った。

 「(打者)1人でしたが、ゼロに抑えられて良かった。いい感じで投げられました」

 打席には実力者の5番・雄平。カウント1―2からの4球目が圧巻だった。ファウルとなった外角直球は、今春3月25日のウエスタン・オリックス戦で計測した153キロを更新する、自己最速154キロをマーク。最後は外角低めのスライダーで一ゴロに斬った。

 「多少は緊張したけど、オープン戦の悔しさがあったので、この(1軍)舞台で“やってやろう”という気持ちが強かったです」

 伏線となったのは、春季キャンプ中の2月24日、楽天とのオープン戦(コザしんきん)だ。5―2の8回に4番手で登板。いきなり3連続四球から適時打を許し、1死を取ったのみで降板の憂き目を見た。以降、右腕の姿は1軍から消えた。

 薮田と入れ替わりで1日に1軍初昇格し、デビュー戦で内外に鮮烈な印象を与えた長井の5球。首脳陣は絶賛する。緒方監督が「見ての通り。球威もあった」と言えば、畝投手コーチも「ナイスピッチング。ボールも良かった。これからが楽しみ」と目を細めた。

 16年ドラフト6位で入団。神戸市長田区の出身で、長田中在籍時に通っていた野球塾では捕手だった。茨城県のつくば秀英に進学後、肩はもちろん、リリースの強さを買われて投手に転向。入学時に126キロだった球速は、3年間で149キロにまで伸びた。

 チームは首位を快走しても、投手の台所事情に余裕があるわけではない。1軍で先行する同期生の高橋昂、アドゥワに追い付き追い越せ。19歳右腕の今後が楽しみだ。 (江尾 卓也)

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