ソフトB上林 左碗から初のアーチ「自信になる」

[ 2018年5月3日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク8―3ロッテ ( 2018年5月2日    ZOZOマリン )

6回無死、上林は右越えソロを放つ
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 試合の大勢が決した中でも、自身に意味があるアーチを架けた。ソフトバンクの将来の中軸候補、5年目の上林だ。6回先頭で迎えた3打席目。フルカウントからのロッテ・チェンの8球目、136キロ直球を右翼席中段に運んだ。今季2号、プロ17本目にして、左投手から初めて放った本塁打だ。

 「(初めて)らしいですね。高校の時は打ってたので、あんまり意識してなかったけど、自信になる」

 前日1日は1番に座り、5打数無安打。「昨日のせいでイライラしていた。今日も最後の打席で(右飛に倒れて)イライラしてる」と話すものの、打席では初球から積極的に振った。2回の1打席目は初球スライダーを捉えて右翼線二塁打。「受け身になってないのが良い。ストライクはどんどん行けた」と自己分析する。

 昨季は初めて規定打席に初めて到達。ただ、左投手が出てくれば代打を送られる場面が多く、悔しさを味わった。王貞治球団会長から目をかけられ、今季開幕前にも直接、熱血指導も受けた。藤本打撃コーチは「早めに始動できてきている」と成長を認めながら「1年通してやっていかないと」とさらなる飛躍を期待した。

 自主トレに同行する“師匠”内川は偉業達成へ残り2本と迫る。「ビジターで決めるのか、わざと打たなくてホームで決めるのか、見ときます」とニヤリ。強打者の姿を目に焼き付け、貪欲に吸収していく。

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2018年5月3日のニュース