大谷、復帰戦で二塁打!6日先発登板有力 いざ“夢の対決”へ

[ 2018年5月3日 05:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス3―2オリオールズ ( 2018年5月1日    アナハイム )

4回1死、左翼線に二塁打を放つ大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手(23)は1日(日本時間2日)、オリオールズ戦に「5番・DH」で左足首の捻挫から3試合ぶりに出場。4回の第2打席で左翼線を破る二塁打を放ち、復活を印象づける力強い走塁も見せた。投手としては、先発ローテーションの谷間となる5日(同6日午前10時10分開始)のマリナーズ戦が有力候補となりそうだ。

 大谷は全力疾走の必要もなかった。4回1死の第2打席、コブの外角カーブを十分引きつけて捉えた。大谷シフトで右寄りの相手内野陣をあざ笑うかのように、打球は三塁ベース横を抜けた。滑り込むこともなく悠々と二塁ベースに達した。

 「飛んだところもラッキーだし、いい打撃だった。足を気にすることなく、しっかり振れていたと思う」

 4月27日のヤンキース戦の走塁時に左足首を捻挫してから、3試合ぶりの実戦復帰。第1打席は二塁ベースより右に守る遊撃手にさばかれる内野ゴロだったが、全力に近いスピードで一塁を目指し、最後は右足でベースを踏んだ。大リーグの計測システム・スタットキャストでは、最高速度は「一流」とされる「秒速30フィート」に迫る秒速29・1フィート(時速31・9キロ)をマーク。「テーピングはしているので普段とは違うが、そこまでかばってという感じはない。今日できる限りの中で、しっかりできた」と話した。

 今後はブルペン投球を経て、次回登板日を決める。4〜6日(日本時間5〜7日)の敵地マリナーズ3連戦での登板を明かすマイク・ソーシア監督は「打撃はできるし、走ることもできている。あとは投げる時に踏み出すところ」と語った。ローテーション上では谷間となっている5日(同6日)が有力候補となりそうだ。少年時代から憧れたイチローとの対戦の夢が膨らむ。

 「初打席も、初登板も、ドキドキしたしワクワクもした。今日も違わずに、同じ気持ちで入れている」

 さらに胸躍る対戦が近づいている。

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2018年5月3日のニュース