大谷凱旋に期待 侍J メジャー最強軍団とガチンコ勝負 11・8から7試合

[ 2018年5月2日 04:00 ]

エンゼルスの大谷翔平
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 日本野球機構(NPB)などは1日、4年ぶりの開催となる「2018日米野球」の日程を発表した。11月8日からエキシビションゲームを含めて計7試合を行う予定。過去の大会では日本人大リーガーがメンバー入りしており、今年は大きな目玉として米国でも二刀流で旋風を巻き起こしているエンゼルス・大谷翔平投手(23)の「凱旋」に大きな期待がかかる。

世界の「OHTANI」を、再び日本で見たい。4年ぶりの開催が決まった日米野球。メジャーのオールスター級の選手が来日する中でも、目玉となるのは大谷しかいない。日本球界の関係者は「MLBにはベストチームで来てほしい。その中に大谷選手が選ばれればうれしいし、日米のファンの皆さんが喜ぶのではないか」とラブコールを送った。

 日米野球では96年の野茂英雄(当時ドジャース)を筆頭に、各大会で日本人大リーガーがメンバー入り。14年の前回大会では岩隈久志(マリナーズ)、和田毅(カブス)がチームの一員として凱旋した。大谷は1年目の今季、投手としては2勝、打者としては4本塁打をマーク。二刀流で米国のファンをとりこにしている。本場で一回りも二回りも成長した姿を見られるとなれば、日本のファンにとっても垂ぜんの瞬間となる。

 対する侍ジャパンも、大谷を含む最強軍団との対戦は望むところ。稲葉監督も「全ての試合で勝利にこだわっていく」と宣言。金メダル奪取を目指す20年東京五輪に向けて、貴重な実戦の場にしたい意向だ。17年の第4回WBC準決勝では米国投手陣の手元で動く強いボールに手を焼き、わずか4安打1得点で敗れた。指揮官は「日本が世界を制するためには、動く球への対応が課題であることが浮き彫りになった。攻略する絶好の機会」と位置づけている。

 ガチンコ勝負の気配が漂う日米野球。大谷の日本でのラスト登板は昨年10月4日のオリックス戦で完封勝利を挙げた。約1年ぶりの凱旋なるか、注目が集まる。

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2018年5月2日のニュース