マー 大谷の前で貫禄9K4勝 プレート三塁側使い直球に威力

[ 2018年4月30日 05:30 ]

ア・リーグ   ヤンキース11―1エンゼルス ( 2018年4月28日    アナハイム )

<エンゼルス・ヤンキース>3回、カルフーンの打球を好捕する田中
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 ヤンキース・田中将大投手(29)が28日(日本時間29日)、エンゼルス戦に先発し6回2安打1失点、今季最多9奪三振の好投で4勝目(2敗)を挙げた。注目された大谷翔平投手(23)とのメジャー初対決は、前日の左足首捻挫の影響で大谷が欠場して流れたが、先輩の風格を発揮。チームは8連勝で、ロケットスタートしていた首位レッドソックスに2ゲーム差に迫った。

 田中こん身の、この日最速94マイル(約151キロ)の直球が低めに突き刺さった。4回1死一塁。通算3000安打へあと5本の4番プホルスが、身動きできず2打席連続三振となる見逃し。精密さと力強さが同居した。

 「あのボールは凄く良かった。フォーシーム(直球)が要所要所で良かったと思う」

 対大谷が流れても、そんなことは関係なかった。「正直、打線の中の一人。彼だけじゃない。9人を相手にしないといけない」。好調の強打線に、かつてのストロングスタイルで立ち向かった。

 投手板の立ち位置を今季初めて一塁側から三塁側へ移した。手応えを深めつつある直球に、角度も付け威力を高めるためだ。「(16年に)立ち位置を一塁側へ移動させたのも、ツーシームを生かすためでもあった。自分はずっと三塁側から投げていた。染みついているし原点かもしれない」。直球とスライダーを軸とした原点投球。代名詞スプリットは控えめながら9三振を奪い、6回をソロによる1点のみに抑えた。

 エンゼルスタジアムは満員。日本が大型連休に入り、田中VS大谷目当てに訪れた日本人ファンも多く見られた。周囲が対決をあおる中、田中は静かに話した。「継続して活躍して、認められる。本当に認められるのは、1シーズン戦ってからだと僕は思う」。メジャー1年目の14年。楽天時代からの連勝街道が続き、自身も同じスポットライトを浴び、右肘の不安から懐疑的な視線も受けた。4年間戦い常勝ヤ軍での座を築いた自負もある。

 5月25〜27日(日本時間26〜28日)には、本拠でエ軍3連戦が待つ。「今回はこうなったが来月も分からないし、いつか当たる。その時は来る」。気に掛ける後輩。マウンドで示した風格こそ、何よりのメッセージだった。 (後藤 茂樹)

 《お得意さま防御率1・60》田中はエ軍戦通算5試合で2勝0敗。防御率1・60でリーグで最も相性が良い。2勝はいずれもエンゼルスタジアム。敵地では3試合で防御率0・89とさらに数字が良くなる。

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