友寄審判長語る「リクエスト」 抗議なくなり試合のストレス軽減

[ 2018年4月28日 09:00 ]

友寄正人審判長
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 新制度導入から約1カ月。NPBの友寄正人審判長(60)は「米国は1度で日本は2度。回数は増えるだろうなと想定していたが、特にトラブルの報告はない。スムーズにいっている」と話した。判定が覆ったのは約4割。同委員長は審判員が映像をチェックすることで「(判定する)位置や角度など原因がある。技術向上につながる」とした。

 リクエストの「副産物」が、監督が判定に抗議するシーンがほぼなくなったこと。昨季までは判定に不服があればベンチを飛び出していたが、今季はリプレー検証を求めれば済む。「確かに抗議は激減している。お客さんも含めて、ストレスはなくなるのでは」と友寄審判長。日本ハム・栗山監督も「俺が退場になることは、これでなくなったかな」と話すように、今季は監督が抗議→退場となるケースはほとんどなさそうだ。

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2018年4月28日のニュース