マー君、大谷との対決に闘志燃やす「全力で抑える」

[ 2018年4月28日 11:01 ]

<エンゼルス・ヤンキース>試合前、握手を交わす田中と大谷(左)
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 ヤンキース・田中将大投手(29)と、エンゼルス・大谷翔平投手(23)が27日(日本時間28日)、エンゼルスタジアムでの試合前練習中に再会し、がっちりと握手を交わした。

 両軍はこの日から3連戦。田中は28日(同29日午前10時7分開始)の同戦に先発する。

 左翼奥のブルペンで投球練習を終えた大谷が外野へ戻ると、ちょうど田中が右翼線でショートダッシュなどの登板前日調整を行っていた。両者は歩み寄り、お互いの通訳も駆け寄る形で、6分間にわたり右中間の外野フィールドで談笑した。

 「日常的な会話をしただけです。どう、慣れてきた?とか。そんな感じの話です」と田中。2人は16年オフに都内のジムでキャッチボールなどの合同トレーニングを行っており、その時以来の再会となった。

 28日には、日本時代の13年以来となる対戦が実現する可能性が高い。

 楽天―日本ハム時代の対戦成績は、11打数0安打、6三振、1死球、1四球。田中が24連勝して楽天が日本一となったシーズンで、当時新人だった大谷は抑え込まれた。

 「もちろん13年に対戦した時のことと、今を比べはしない。全く別人だと思っている。あのシーズンは僕は日本での最後の年で、彼はまだ18、19歳だった」と田中。周囲の注目は2人の対戦に集まるが、マウンドを託される以上、その前後を固める強打者たちへのマークを薄めることもできない。

 「打たれたくない気持ちは変わらないし、全力で抑えにいきます。ただ彼だけではないので。周りに良いバッターたちがいる」。まずは試合をつくり、チームの白星に導くことを強調した。

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