筒香、松坂にフルスイング宣言!横浜高大先輩と30日初対決

[ 2018年4月28日 05:30 ]

DeNA・筒香
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 「夢」が現実になる。DeNA・筒香が30日の中日戦で、横浜高の大先輩・松坂と初対戦する。母校OBとの勝負はこれまでも経験あるが、98年甲子園を春夏連覇した右腕はその中でも特別な存在。全力のフルスイングで挑むことを誓った。

 「憧れの方と対戦できるのは、光栄ですし凄くうれしい。本当に楽しみです」

 98年8月20日、夏の甲子園の準々決勝。今でも語り継がれる横浜―PL学園の延長17回の「伝説の一戦」を、当時6歳だった筒香少年はスタンドから見つめていた。「まだ小さかったので、ただただ凄いと思って見ていた」。横浜高のエース・松坂の姿に心を奪われ、生まれ育った和歌山を離れて横浜高に進学することも決めた。

 あれから20年の月日が流れ、夢にまで見た松坂先輩との対戦が実現する。「マウンドに立っている雰囲気とか、いろいろ感じると思う」。1月の自主トレから心待ちにし、2月27日のオープン戦であいさつした際には「よろしくね」と声を掛けてもらった。

 この日は中日3連戦に備えて名古屋移動。チームは今季ワーストの4連敗中で、まずは28日の初戦で悪い流れを断ち切らなければいけない。「全力で頑張ります」。5本塁打を放ちながらも、打率はまだ・236。個人的な楽しみはあっても、打席では18・44メートル先の「敵」を打ち崩すことだけに徹する。 (重光 晋太郎)

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2018年4月28日のニュース