ダル また5回に…5失点で2敗目も「責任を持って、逃げないで立ち向かっていく」

[ 2018年4月22日 19:21 ]

ロッキーズ戦に先発も、またも今季白星を逃したダルビッシュ(AP)
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 カブスのダルビッシュ有投手(31)が21日(日本時間22日)、ロッキーズ戦に先発し、4回2/3を5安打5失点で2敗目を喫し、日米通算150勝となる今季初勝利はお預けとなった。

 4回まで無失点だったが、鬼門の5回にまたも崩れた。下位打線に2四球を与え、2死一、二塁から四球を挟み4長短打を浴びた。瞬く間に5失点して逆転された。

 「今日だけじゃなく、1試合目もブレーブス戦も、走者が二塁に行ってからポンポン打たれる。左打者には取りにいったスライダーで、右打者には速い球を。今日もスプリットを結構投げたが、どのチームもいろんなデータがあるので、相手が知らないことをやっていかないといけない」と悔しそうに振り返った。

 魔の5回だ。初登板のマーリンズ戦は5―2で5回裏を迎えながら、7、8番に安打と四球でピンチとなり、そこから3単打で同点とされた。

 13日のブレーブス戦は0―0だったが、5回に2番に二塁打を許し、次打者の時にボークで三進。4番を迎え暴投で初失点。その後打ち込まれ4失点した。

 今季はこれで4度先発して0勝2敗、防御率は6・86になっている。ジョー・マドン監督も「彼がもっと長いイニングを投げてくれると思って見ている。5回のピンチは自分でなんとか切り抜けてほしかった」と語った。

 この日の球場は、MLBの投手なら誰もが苦労を強いられてきた打者天国のクアーズ・フィールド。高地ゆえにブレーキングボールが曲がらない。加えて、気温5度はダルビッシュがメジャーに来て最も寒いゲーム。だがそこはしっかり対応策を用意していた。

 まずはMLBで初の長袖アンダーシャツ。「最後に着たのは(10年の)西武戦だと思う。メジャーに来てからはゼロ。西武戦で2回までに5点取られ、長袖を着るといつもダメだと、半袖に着替えてその試合は勝った。稲葉さんが満塁本塁打を打った。でも今日はあまりにも寒いので、これはちょっと無理だなと」。

 球種も工夫した。「(ブルペンから)カーブもスライダーも曲がらないので両方ともほとんど使っていない。そんな中、前回から使いだしたスプリットの感覚がいい。ストライクゾーンに投げたり、ボールにしたりできている」。4回は3番ブラックマンをワンバウンドのスプリットで空振り三振に仕留めた。

 寒さ対策は実ったが、鬼門は超えられなかった。今季4試合で15失点だが、うち12失点を5回に奪われている。

 なぜいつも5回なのか。配球なのか、コントロールなのか、メンタルなのか、疲れなのか。明確な答えはないが、ダルビッシュは次こそ答えを出そうと前を向く。

 「人生で苦しい時が、人生を学んでいると時でもあると、いつも思っている。責任を持って、逃げないで立ち向かっていく。これがまた自分を大きくしてくれると思うので」と真っすぐに前を見た。(奥田秀樹通信員)

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