大谷をナMVP男も称賛「打席の中でアイデアがある」

[ 2018年4月22日 05:30 ]

インターリーグ   エンゼルス1―8ジャイアンツ ( 2018年4月20日    アナハイム )

<エンゼルス・レッドソックス>2回2死、中前打を放ち一塁上でポージー(右)と話す大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が20日(日本時間21日)、ジャイアンツ戦に「6番・DH」でフル出場し、4連敗で地区首位から陥落したチームにあって気を吐いた。2、9回に単打を放ち、今季4度目のマルチ安打。昨年末の入団交渉に同席したジ軍のバスター・ポージー捕手(31)から賛辞を受けた。

 大谷は間一髪でよけた。2回2死。1ストライクからサマージャが投じたツーシームが右肩付近を通過した。

 「あの1球はあの1球で、投手側にも意図はあったと思いますし、僕は僕で意図を読んで次の球に生かしていければいい」。続く3球目も内角への直球。一塁線への痛烈な打球はファウルとなったが、相手の「意図」は分かった。「恐らくもう内角は来ないと思ったので、何とか低めのカーブを打つことができた」。直後の4球目、難しいコースに沈んできたナックルカーブを体勢を崩されながらも捉え、中前に運んだ。

 考え、対処する。前日レッドソックス戦の無安打3三振と違い、6番起用2試合目で快音を響かせた。9回は先頭でオシチの初球を叩き一、二塁間を突破。ジャイアンツはレ軍のように一、二塁間を絞る「大谷シフト」を敷いてこなかったとはいえ、過去10打数1安打の左投手から結果を出した。21日(日本時間22日午前10時7分開始)のジ軍戦もDH出場が有力で、相手先発は左のホランド。いいイメージで臨める。

 大谷が2度立った一塁を、ジ軍はポージーが守っていた。入団交渉以来の再会で、塁上で会釈。12年のナ・リーグMVP男は試合後「打撃も走りも良い。打席の中でアイデアがある」と称えた。(アナハイム・柳原 直之)

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