巨人・菅野はさすがの安定感「開幕戦の時に散々やられた」阪神にリベンジ今季初完投

[ 2018年4月20日 21:39 ]

セ・リーグ   巨人8―2阪神 ( 2018年4月20日    甲子園 )

<神・巨>完投勝利を飾り、マウンドで小林(左)らナインに笑顔をみせる菅野(中央)
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 巨人の菅野智之投手(28)が敵地で阪神打線を6安打に抑え、9回2失点。無四球で今季初完投を飾り、2勝目(2敗)をマークした。

 同じ背番号19の阪神先発・藤浪が5回で120球を投げ、10三振を奪いながら9安打6四球6失点で降板したのとは対照的な投球だった。初回、藤浪は先頭打者をいきなり四球で歩かせたが、菅野は初回の先頭・高山を空振り三振。5回まで1安打と安定した投球を見せた。制球に苦しむ藤浪は4回まで98球、5回で計120球を投じたが、菅野は5回を終えて59球の省エネ投球。6点の援護点をもらって迎えた6回には先頭の原口から伊藤隼、高山と3連打され1点を失い、8回にも1点を失ったが、最後まで無四球で投げ切った。

 「味方がたくさん点を取ってくれたので、余裕をもって投げれました」と菅野。勝利の瞬間も笑みが浮かぶことはなかったが、「これだけ点数取ってもらったので。まずまずだったなっていう風に、はい」。1番・高山には2安打されたが、2番・鳥谷、3番・糸井、4番・ロサリオ、5番・福留、6番・糸原はノーヒットに封じた。

 「開幕戦の時に散々やられましたし、特に福留さんには本当に野球人生で一番いいように打たれたんじゃないかなっていう風に思うぐらい打たれたので、捕手の小林とうまく相談しながら攻めれたと思います」。開幕戦では2回に福留から左翼ポール直撃弾を浴びてリズムを狂わされ、結局7回12安打5失点で開幕戦初黒星。見事な”リベンジ”となる今季初完投勝利だった。

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