藤浪またも制球難 10三振奪うも9安打6四球6失点 5回120球降板

[ 2018年4月20日 19:53 ]

セ・リーグ   阪神―巨人 ( 2018年4月20日    甲子園 )

<神・巨>序盤から制球に苦しむ藤浪
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 阪神・藤浪晋太郎投手(24)が20日、巨人4回戦(甲子園)で今季4度目の先発登板。5回9安打6失点で降板した。毎回の10三振を奪ったが、毎回の6四球。課題の制球難がまたも顔を出し、投球数は9回完投並みの120球だった。

 巨人のエース、菅野智之投手(28)との投げ合い。伝統の一戦にふさわしく華やかな顔合わせになったが、藤浪は初回から毎回四球を与え、球数の多い苦しい投球になった。

 初回、先頭の坂本勇にいきなり四球。この回はゲレーロ、マギーの3、4番コンビを連続三振に仕留めて無失点で抑えたものの、2回にも先頭・岡本に与えた四球から1死一、二塁のピンチを招くと小林の右前打で先制を許した。3回にも2四球。4回には先頭の小林に左前打されると、投手の菅野を打席に迎えた際にはあわや死球という大暴投で進塁を許した後で菅野を歩かせ、その後3連打で3点を失った。

 藤浪の球数は4回を投げ終えた時点で早くも98球。5回もマウンドに上がったが、先頭・立岡の安打から四球、送りバントで1死二、三塁としてから坂本勇に中前へ2点適時打され、計6失点。この回で球数は120球に達し、降板となった。投球内容は5回で120球を投げ、9安打6失点。毎回の10三振を奪ったが、毎回6四球を与えるという乱調で、昨年5月4日のヤクルト戦以来9カ月ぶりとなる勝利には程遠かった。

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2018年4月20日のニュース