阪神・小野 松坂に投げ勝った 2年目の成長証明した修正力

[ 2018年4月20日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2―1中日 ( 2018年4月19日    ナゴヤD )

<中・神>2勝目の小野(右)と握手する金本監督
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 阪神・小野はレジェンド右腕との投げ合いで一歩も退かなかった。2年目の成長を示す修正能力を発揮し、6回2安打1失点(自責点1)の好投。松坂との投手戦を制し、2勝目を挙げた。

 「点を取ってもらった後の守備で先頭に四球を出してしまったり。悪いなりに何とか粘れて良かった」

 勝っても真っ先に口にしたのは反省の言葉だったように決して本調子ではなかった。序盤から球が上ずり、直球の制球に苦しんだ。原因は投球時に軸足が折れる悪癖。昨年までなら立ち直ることができずに苦戦したかもしれない。

 この夜は違った。香田投手コーチも「試合の中でも修正できるようになった」と目を細めたように回を追うごとにフォームの安定感を取り戻した。「6回の時に自分なりに手応えをつかめた」。5回からの2イニングは3者凡退。松坂の力投に何とか応えたい中日打線の流れを冷徹なまでに断ち切った。

 14歳上で日米でエースに上り詰めた松坂とのマッチアップ。復活星を期待する敵地の大声援が響き渡る敵地の異様な雰囲気にも「特に感じなかった。相手の打者をしっかり抑えていこうと思った」と惑わず、等身大の投球に徹した。

 唯一無二の武器で金本監督もほれ込む伸びのある直球。新人だった昨春キャンプのブルペンでは隣で投げていた先輩の秋山を「すごいボールを投げていて、びっくりした」と驚愕(きょうがく)させた。分かっていても捉えられない「宝刀」を信じ腕を振った。

 「まだ始まったばかりなので1年間ローテを回れるように。一試合一試合いい投球ができるようにしたい」。早くも昨季に並ぶ2勝目。1年前は歩めなかった白星街道を軽快に進んでいた。(遠藤 礼)

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