第2の丸になれ!中大・坂巻 意地の2安打

[ 2018年4月20日 15:32 ]

東都大学野球春季リーグ戦第2週最終日3回戦   中大1-3亜大 ( 2018年4月20日    神宮 )

 中大は優勝候補・亜大からの勝ち点奪取はならなかった。亜大の左腕・中村稔弥(4年、清峰)に7安打1点に抑えられ、9回に決勝点を奪われ敗れた。

 その中で、初スタメン1番DHで出場した坂巻尚哉(2年、千葉経大付)が2安打とチーム唯一の得点をマークするなど意地を見せた。1打席目も投手強襲安打かと思われたが間一髪アウト。その後右中間にリーグ戦初安打。3打席目も右前打を放った。高校時代は4番捕手として20本近い本塁打もマーク。スタンドには広島の丸佳浩を育てた同校の松本吉啓監督、両親も応援に駆けつけた。

 「捕手だけど足も速いし肩もいい。目の前でいいものを見せてもらいました。丸は高校時代、体は強かったけど野球は下手でした。あそこまで成長してくれるとは思わなかった。坂巻も丸のようになってくれるとね」松本監督は教え子の2安打に笑顔を見せた。

 「今朝スタメンを言われてやってやるぞ!と思って打席に立ちました。まだカードは残っているし使ってもらえるよう頑張ります」とレギュラー獲りを狙う。50メートル6秒0の俊足。清水達也監督も「ポテンシャルは高い選手なので楽しみです」と期待を寄せる。

 4番を打つ牧秀悟(松本第一)も同じ2年生。代打で出場した中田悠斗(藤枝明誠)中川拓紀(宇治山田商)石田瑛平(習志野)ら楽しみな1年生もいる。「残り3カード、1週空くのでもう一度鍛え直します」と指揮官は今度こそ勝ち点奪取を誓っていた。

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2018年4月20日のニュース