松坂 右肩出術後最多123球 声かけてもらった金本監督に“恩返し”

[ 2018年4月20日 05:51 ]

セ・リーグ   中日1―2阪神 ( 2018年4月19日    ナゴヤD )

<中・神>7回2死満塁、代打・上本を空振り三振に抑え、ガッツポーズする松坂
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 こんなに燃えた1球はいつ以来だろう。1―2の7回2死満塁、123球目。中日・松坂は最後の力を振り絞り、代打・上本を134キロのカットボールで空振り三振に仕留めた。右手で強く拳を握ってグラブを叩いた。

 「チームが連敗していたので、止めたかった。チームに勝つチャンスが生まれれば良かったができなかった。2点目は自分のミスから。悔いが残る」

 1―1の4回、先頭・西岡のゴロをファンブル。自らの失策から無死満塁のピンチを招き、福留の遊ゴロ併殺の間に決勝点を許した。自らの失策が黒星に直結した。7回4安打2失点の粘投も2敗目。責任を背負った。

 6回で100球を超えていたが、7回も志願し続投。左足が「つってるような感覚になった」が無失点で切り抜けた。120球超えはメッツ時代の14年7月12日(日本時間13日)以来4年ぶり。15年8月の右肩手術後最多だったが「自分の感覚ではバテたというのはなかった」と言った。

 昨年12月中旬。松坂は名球会イベントでハワイにいた阪神・金本監督に電話をかけた。「僕のことを気にかけてくださって、感謝しています」。ソフトバンクを戦力外になった後、阪神は身の振り方を心配して声をかけてくれた。だが、松坂は最初にオファーのあった中日のテストを受けると決めていた。恩返しと覚悟をグラウンドで示したかった。

 20日に出場選手登録は抹消されるが森監督は「今回は中10日で行かすことを考える」と話した。次戦は30日DeNA戦(ナゴヤドーム)。今度こそ日本球界12年ぶりの白星を手にしてみせる。 (徳原 麗奈)

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