ロッテ藤岡裕プロ初V弾!初失策ミス帳消し 右翼席へ2戦連発

[ 2018年4月18日 07:50 ]

パ・リーグ   ロッテ5―3オリックス ( 2018年4月17日    ZOZOマリン )

7回に勝ち越し本塁打を放つ藤岡裕
Photo By スポニチ

 お立ち台でも浮かれない。プロ初の勝利打点もロッテのドラフト2位・藤岡裕は「振り負けない気持ちで向かった」と無表情のまま。チームの連敗を「2」で止めた堅守を誇る社会人出身の24歳は、喜び方も堅実だった。

 3―3の7回2死二塁。2ボール2ストライクと追い込まれ、近藤の高め146キロ直球にバットを出した。「ボール球だったけど、高めだったので(バットの)ヘッドが立った」。右翼席への勝ち越し2号2ラン。15日のソフトバンク戦に続いて2戦連発だったが「(連発は)たまたま。ヒットを狙っていきたい」と笑顔はない。

 その理由は7回の遊撃守備にあった。先頭・大城のゴロをファンブル。開幕14試合目で初めて記録した失策だった。前の試合まで12球団トップの守備率・998を誇ったチームにとっても、この日2個目の失策。「失点にならなくてよかったが、正直引きずっていた」。バットで取り返しても、反省の言葉は忘れなかった。

 この日午前に千葉市内の小学校を訪れ、ランドセルカバーを新1年生に贈呈した。体育館に入場の際は児童から「たかひろさ〜ん」と、先輩の藤岡貴裕と間違われるハプニングに苦笑いを浮かべた。

 井口監督も「真っすぐをしっかり打ち返せた。本人も良かったと思う」と連敗を2で止め、ホッとした表情。藤岡裕は「もっと活躍して、いつか(子供の)目標とされるような選手になりたい」と「ゆうだい(裕大)」の知名度アップを誓った。 (君島 圭介)

続きを表示

2018年4月18日のニュース