DeNA999日ぶり単独首位 ラミ監督初、新加入・大和が逆転呼んだ

[ 2018年4月14日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA6―5中日 ( 2018年4月13日    横浜 )

<D・中>7回無死二、三塁、大和が中前に同点打を放つ
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 初めてのハマスタのお立ち台。DeNA・大和は照れ笑いを浮かべながら「最高です!」を4連発した。移籍後初打点を含む2打点を挙げ、6連勝となる逆転勝利に貢献。“ハマの大和”としての一歩を踏み出した。

 「今のチームは2、3点差で負けていても逆転できるという雰囲気がある。勝負を左右する場面で打つことができて良かったです」

 2点差の7回、1点を返し、なお無死二、三塁。又吉の内角直球に詰まりながらも中前へ同点打を運んだ。3回には左前へ2―2とする適時打。前日に左膝に自打球を当て、試合前はウオーミングアップを外れていたが、「大丈夫です」と2番の役割を果たした。

 大きな決断があった。6日の広島戦後。坪井打撃コーチらに相談し、右打ちに専念すると決めた。阪神時代の16年オフから両打ちに取り組んできたが「限界でした。キャンプ中も納得する打球がなかった」と振り返る。「右」一本で、3回に左腕・小笠原、7回に右腕・又吉を攻略。「本当にいい方向に出ている。シンプルに考えられるようになった」と手応えを口にした。

 チームは15年7月19日以来、999日ぶりの単独首位に浮上。ラミレス監督は就任以来初の快挙に「feel good!」と笑みを浮かべ「右打ちになって別人のよう。性格も明るくなったように見えるね」と太鼓判を押した。上原、沢村を打ち崩した巨人戦に続き、相手の必勝リレーを砕いた1勝。大和は「いい勢いできている。まだまだ(連勝を)続けていかないと」と言い切った。 (中村 文香)

 《単独は999日ぶり》DeNAが今季初の首位に立った。DeNAの首位は開幕戦に勝った16年3月25日以来だが、単独は15年7月19日以来3年ぶり。15年は球団3度目の前半戦首位ターンを決めたが勝率.500。交流戦の影響で史上初めて勝ち越しチームなしで後半戦に入るという珍現象だった。

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