阪神メッセ暴言退場 白井球審「我慢できない内容」 金本監督「次、落ち着いてね」

[ 2018年4月13日 08:35 ]

セ・リーグ   阪神1―5広島 ( 2018年4月12日    甲子園 )

球審に暴言をするメッセンジャー
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 阪神は12日の広島戦に1―5で敗れた。連勝が2で止まり、一日で首位の座から陥落した。先発したランディ・メッセンジャー投手(36)が1回2/3、3失点。白井球審に対する暴言行為で退場処分となり後手に回った。金本知憲監督(50)は「次、落ち着いてね」と次回登板での挽回投球に期待を寄せた。

 エースが早々に降板する展開で勝つのは至難の業だ。自身初の開幕3戦3勝を狙ったメッセンジャーが退場処分を受けて1回2/3、3失点で降板。金本監督はサバサバとした口調で初黒星の付いたエースの無念を思った。

 「まあ判定にイライラしたみたいだけど。俺は(発言を)聞いていないから。聞こえていないから(球審が)言ったと言えば、そう取るしかない。最近コントロールを重視して低めとかも意識しているから余計にイライラしたんでしょう」

 1点を先制した直後の2回だ。2点を失って、なおも2死満塁。フルカウントから松山への内角高め144キロ直球が無情にもボール宣告された。痛恨の押し出し四球で3点目を献上。その直後だった。

 立ち上がりから募らせていたイラ立ちが決壊し、語気を荒らげながら白井球審へ詰め寄った。すると白井球審は右手を上げてベンチを指さした。退場だった。わずか56球で救援を仰ぐ緊急事態。逆転を許した上に2回途中に降板…。この瞬間に完全に後手に回った。メッセンジャーは試合途中、今にも噴き出しそうな怒気を抑えるかのように無言でクラブハウスへ引き揚げた。

 白井球審は「具体的な内容は僕からは言えません。(香田投手コーチからは)“我慢してくれ”と言われましたが、我慢できないから退場宣告しました。(金本監督には)“何を言ったんだ?”と聞かれたので、“こう言われました”と答えました」と説明し、責任審判の丹波一塁塁審が「判定に関してマウンドから降りてくること自体が退場に値します。(判断は)言動も含めて」と補足した。

 メッセンジャーの退場は10年9月8日の中日戦の危険球以来2度目で暴言は初。36球降板だった8年前は中2日で11日のヤクルト戦に先発して7回無失点(勝敗は付かず)の好投で汚名返上した。日程を詰める可能性について金本監督は「それはこれから考えます」と保留し、「次、落ち着いてね」と挽回投球に期待を寄せた。虎のエースは不言実行の男だ。(惟任 貴信)

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