大谷V撃!エンゼルス10勝リーグ一番乗り 1年ぶり単独首位

[ 2018年4月13日 05:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス7―2レンジャーズ ( 2018年4月11日    アーリントン )

2回2死一、二塁、先制左前適時打を放つ大谷
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 エンゼルスの大谷翔平投手(23)は、11日(日本時間12日)のレンジャーズ戦で2回にメジャー通算51勝左腕マット・ムーア投手(28)から先制の左前適時打を放った。左腕からのメジャー初安打が初のV打となり、チームは10勝到達リーグ一番乗りで単独首位に浮上した。8回には、メジャー初のけん制死もあり、大谷劇場となった。

 詰まりながらも、力で押し込んだ。2回2死一、二塁。大谷はムーアの146キロ内角直球を左前へ運ぶ先制打を放った。左腕からのメジャー初安打で、これが決勝点となった。

 「特に右、左は関係ないけど多少なりにアプローチの仕方は変わってくるので、そういう意味では良い打席だった」

 打者出場6試合目で左投手に対しては初のスタメン出場。オープン戦では左腕を15打数2安打(打率・133)と打ちあぐね、この試合までは4打数無安打だったが「苦手意識はない」と言う。事実、日本ハム時代は対左投手に打率・309で、対右投手の同・279を上回る。6回は投直で体を折り曲げて悔しがったが、チームは4連勝でア・リーグ一番乗りの10勝に到達。昨年4月12日以来、1年ぶりに西地区の単独首位へと導いた。

 開幕から14日間で13試合。切り替えこそ大事だと理解している。2勝目を挙げた翌9日には敵地クラブハウスで「シャフルボード」と呼ばれるテーブルゲームに興味津々。ナイター後も日付が変わるまで熱中した。今回の遠征中にナインに「じゃんけん」の方法を教えていると「あいこで、しょ!」のフレーズにトラウトらが大爆笑。笑いをチームに持ち込んでいる。

 メジャー初登板の21歳右腕バリアに白星がついた。唯一の年下選手の勝利に「初登板というのは理解していた。先制点を取れたのは良かった」と言った。大谷が出場した試合は開幕戦こそ敗れたが7連勝。13試合での10勝到達は82年以来36年ぶりという快進撃を大谷が支える。(アーリントン・柳原 直之)

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2018年4月13日のニュース