巨人・上原「自分が壊した」3失点 3481日ぶり1敗

[ 2018年4月11日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人3―4DeNA ( 2018年4月10日    東京D )

<巨・D>8回、逆転を許し降板する上原
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 ベンチに戻った巨人・上原は何度も首を横に振った。日本球界のレギュラーシーズンでは08年9月28日の中日戦以来、実に3481日ぶりの黒星。43歳のチーム最年長は敗戦の責任を背負い込んだ。

 「ジャイアンツのペースになって、自分が壊してしまった。(チームが)3連敗していたし、申し訳ない」

 逆転した直後の8回。出番は来た。湧き起こる大歓声。ここからいつものワンマンショーが始まるはずが、この日は違った。先頭・大和に左前打され復帰後初安打を許すと、1死後に4連打で3失点。再び逆転された。

 過去4試合は計4回を無安打無失点。だが、この日は宝刀・スプリットを痛打される場面が目立った。「狙っているようないやらしい打撃をされた」と上原。斎藤投手総合コーチは「(コースが)高いから自然と手も出るんでしょう」と指摘していた。

 「全員が全員、一年間、完全と言うことはない」と高橋監督は前を向いた。序盤の拙攻も響き、本拠地6連戦の初戦は黒星スタート。4連敗で中日と並び5位タイに転落した。(川手 達矢)

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2018年4月11日のニュース