ロッテ・松永、圧巻の3球 西武特急の勢いを止める

[ 2018年4月10日 22:51 ]

 圧巻の火消しだった。ロッテ・松永昂大投手(29)は1点リードの7回2死二塁、2番手でマウンドに立つと、西武・秋山を3球三振に打ち取った。

 「石川さんが2アウトまで取ってくれたので、気持ちは楽だった。中継ぎは打たれないのが仕事なので…」

 多くを語らないが、今季、その存在感は際立っている。これで5試合に投げ、4ホールド。打者12人に1安打3三振で防御率0・00だ。唯一の安打は3月30日の楽天戦(ZOZOマリン)でウィーラーに浴びたもので、対左打者には今季10打席でヒットさえ、許してはいない。

 入団5年連続40試合以上に登板し、通算100ホールドまで残り15。本人が言うように目立つことはないが、一打同点の場面をきっちりとしのいだ「3球」は開幕8連勝と突っ走っていた西武特急の勢いを止めた。(福浦 健太郎)

続きを表示

2018年4月10日のニュース