【牛島和彦氏視点】松坂“生き抜こう” 必死さ感じさせた96球

[ 2018年4月6日 10:30 ]

セ・リーグ   中日2―3巨人 ( 2018年4月5日    ナゴヤD )

<中・巨>松坂(中央)はナインより一礼多くファンに頭を下げる
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 不運な当たりが続き、味方の失策もあった。それでも大崩れせずに踏ん張ったのはさすがと言っていい。剛球を誇ったかつての姿はないかもしれない。それでも、この日の96球からは技巧派として必死に生き抜こうとする中日・松坂の強い意志を感じた。

 3回の吉川尚、坂本勇の安打はいずれも打ち取った打球。ただ、アンラッキーではあったが、わずかにボールが高かった。低めで動かしていればゴロアウトになっただろう。今後は、低めにいかにボールを集めるかが松坂の生命線になる。

 この日は右打者の内角をカットボールで攻めるなど、内外角の出し入れに腐心していた。左右の幅を使って打者を惑わせる。いずれの変化球でもストライクが取れていたし、的を絞らせないようにする工夫も見えた。

 そんな中で2回先頭の亀井には、2ストライクから意表を突いた内角直球で空振り三振。変化球をイメージさせながらの直球勝負というスパイスも効いていた。力んだ際に左肩が早く開き、ボールが抜け気味になるシーンもあったが、体重移動を意識して低めに集めること。そうすれば打たせて取る確率が高くなり、球数も減る。攻撃のリズムも生まれるだろう。理想は7回で100球。この投球を続ければ、いずれ必ず白星を手にできる。(スポニチ本紙評論家)

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