由伸監督めでたい!43歳誕生日に3連勝 山口俊“みそぎ白星”

[ 2018年4月4日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人10―3中日 ( 2018年4月3日    ナゴヤD )

ファンの声援に手を振る高橋監督                                                                                                        
Photo By スポニチ

 巨人が高橋由伸監督の43歳の誕生日だった3日、中日を破って3連勝した。先発の山口俊投手(30)が6回3失点。暴行トラブルを起こして昨季後半戦に出場せず、268日ぶりの登板だった右腕が白星を挙げた。指揮官と同じ4月3日生まれの沢村拓一(30)、上原浩治(43)両投手のリレーも光った。

 これ以上の失点は許されない。6回、1点差に迫られ、なお1死三塁。山口俊は平田、松井雅を連続空振り三振に斬り、小林とグラブで熱くタッチを交わした。

 「三振を続けて取れたことは収穫。勝ちがつくと、一番気持ちも楽になる。チームが勝てるよう精いっぱい投げようと思った」

 昨年は立てなかった敵地で踏ん張った。5回まで4安打無失点。最速148キロの直球に変化球をちりばめた。6回に3点を失ったが、リードは守った。6回7安打3失点。昨年6月14日のソフトバンクとの交流戦以来の白星の味をかみしめた。

 昨年7月。暴行トラブルが発覚し、ナゴヤドームでの先発を回避した。自宅での謹慎。「野球を始めてから初めて、ずっと家にいる時間ができた」。自分と向き合う日々だった。「最悪のことは考えていた」。頭をよぎったのは解雇処分。自分がまいた種だが、不安は募る一方だった。

 韓国など海外リーグに行くことも考えた。単身渡航も考え「家族と話し合って、了承は得ていました」。野球以外の仕事に就くことすら検討したという。謹慎開始から約1カ月後。球団から処分を言い渡された。シーズン終了までの出場停止と罰金。解雇はされなかった。また野球ができる喜び。「プレーできる機会をいただいた。感謝している」。恩返しへ心は決まった。

 3月25日の楽天とのオープン戦に登板。先発投手は休むのが通例の登板2日後の27日も練習参加した。70球の投げ込み。「(25日は)納得してない。下手くそはやらなきゃ駄目」。期待に応えるために、妥協はなかった。

 6連戦の頭。誕生日を白星で飾った高橋監督は投球を評価した上で「もう1イニングいってほしかったのはあるけどね」と今後に期待した。終盤3イニングを残した山口俊も「6連戦の頭だし、リリーフに負担をかけてしまう。1回でも多く投げたい」と反省を忘れなかった。

 今季初勝利で再出発した右腕。昨季の分まで、輝きを放つ。 (川手 達矢)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2018年4月4日のニュース