福留　攻守でＧ泣かせた　土壇場９回夢見た二塁打

セ・リーグ   阪神２―３巨人 （ 2018年4月1日    東京Ｄ ）

＜巨・神＞９回１死、右翼線二塁打を放つ福留
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　開幕カード勝ち越しは果たせなくても、阪神・福留は３日連続で大きな存在感を示した。２打数１安打２四球で３出塁。開幕からの３試合連続安打は１５年から４年連続の好発進になった。

　「自分の状態うんぬんより、チームが勝つことが大事なんで」

　敗戦後はもちろん表情を緩めず、足早に帰りのバスへ向かった。２四球を選んで迎えた２―３の９回１死では抑えのカミネロの３球目を右翼線へ打ち返す二塁打。一打同点の好機をつくり、代走を送られた。

　開幕戦で難敵の菅野から放った左越え先制１号ソロに始まり、３連戦を通じて１０打数６安打の打率・６００で１本塁打、２打点。左翼守備でも好守を連発し、最年長主将として存分に躍動した。昨季も４３打数１７安打で打率・３９５、２本塁打、１２打点と暴れた敵地・東京ドーム。宿敵に今季も“福留健在”を強く印象づけた。