元巨人キャプラー新監督が大失態 投手交代告げるもブルペンでは準備していなかった

[ 2018年4月2日 14:10 ]

フィリーズのゲーブ・キャプラー監督 (AP)
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 フィリーズのゲーブ・キャプラー監督(42)が3月31日のブレーブス戦で大失態を演じてしまった。

 現役時代は日本のプロ野球、巨人に在籍(2005年)していた経験もあるキャプラー監督。今季からフィリーズを指揮することになったが、これまでメジャー球団での監督経験はない。

 まだ不慣れな部分があるのかもしれないが、ブルペンとのコミュニケーションはしっかりとってもらいたい。キャプラー監督は2―5とビハインドの3回に投手交代のコール。先発のベラスケスから2番手・ミルナーへのスイッチを決断したが、なんとミルナーはブルペンで登板の準備をしていなかったとのこと。

 ミルナーは慌てて肩を作ることになったが、試合が遅れることになり、ブレーブスのブライアン・スニトカー監督(62)はこの遅延を抗議。結局、スニトカー監督は球審から退場を言い渡されてしまった。

 キャプラー監督は「こうした伝達ミスの責任はすべて自分にある」と試合後に猛省。寝耳に水のミルナーだったが、「肩に張りがあった訳でもないし、監督には機会があれば自分が登板すると伝えていた。ただの伝達ミスさ」とコメントを残し、問題にする考えはないようだ。

 フィリーズ側に時間を与えた球審は「ミルナーの肩に故障があってはいけないのでウォームアップの時間を設けた」と話しており、リーグ側もこの判断を支持。ただ、スニトカー監督だけは「あんなのは初めて。時間切れで、早くプレーボールをかけるべきだと思っただけだ」と納得がいかない様子だった。

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2018年4月2日のニュース