三重のエース福田が1失点完投 小島監督「仁王立ちしていた」

[ 2018年3月31日 16:04 ]

第90回選抜高校野球大会・3回戦   三重2―1乙訓 ( 2018年3月31日    甲子園 )

<三重・乙訓>最後の打者を三振に打ち取りガッツポーズする三重・福田
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 第90回選抜高校野球大会第8日は31日、甲子園球場で3回戦が行われ、第3試合は三重が乙訓(京都)を2―1で下して、準々決勝進出を果たした。

 接戦を制した三重の小島紳監督は「よく福田が投げてくれた」と1失点完投のエースを称賛。チームには、初戦で日大三を完封したプロ注目右腕の定本もいるが「精神的な強さが背番号1のゆえん。制球力があって安心して見ていられる、らしさが出た」と語った。

 1点リードの8回には1死二、三塁とピンチを背負ったが、4番・宮田を空三振に仕留めて切り抜けた。「1点取られてもいいという話をしたんですが、福田の0に抑えたいという気持ちが出ていた」とし、継投を考えなかったかとの問いには「福田がマウンドで仁王立ちしていたので代えられないなと思った」と笑った。

 準々決勝は1日のため連戦となるが、「日程がつまってきているが、うちにはいい投手が4人いますので」と自信満々。「うまくやりくりしながら、一戦必勝でやっていきたい」と力強く語った。

 ▼福田の話 きょうはかなり苦しかった。雰囲気にのまれていたが、(浦口の勝ち越し)本塁打で勇気をもらった。(初戦は定本が完封し)次は自分がしっかり投げようと思った。丁寧に投げることができた。

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2018年3月31日のニュース