富島、初戦敗退も“公約”実現 5年前は部員5人「公立校の球児に力を」

[ 2018年3月30日 05:30 ]

第90回選抜高校野球大会2回戦   富島2―11星稜 ( 2018年3月29日    甲子園 )

アルプスの応援団にあいさつを終えベンチに戻る富島ナイン
Photo By スポニチ

 9回2死三塁で見逃し三振に倒れた富島(宮崎)の中川主将は「自分たちの力を出し切れなかった」と悔しさをにじませた。

 ただ、3回に松浦と中川の連続適時打で一時逆転するなど粘りも見せた。浜田登監督が就任した5年前は部員5人。「3年で九州大会、4年で甲子園に行きます」と宣言し、周囲の失笑も買ったが、1年遅れで公約を実現した。

 メンバー全員が県内出身。「全国の公立校で頑張っている球児に力を与えたい」。指揮官の思いに、選手も全力プレーで応えた。

続きを表示

2018年3月30日のニュース