伊万里・古賀 “盟友”柿木に約束の場所で完敗…次はもっと上の舞台で

[ 2018年3月27日 09:30 ]

第90回選抜高校野球大会2回戦   伊万里2―14大阪桐蔭 ( 2018年3月26日    甲子園 )

初回1死一塁、伊万里・古賀は二直に倒れる(右は大阪桐蔭・柿木)
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 【夏100回でリベンジ】伊万里・古賀昭人外野手(3年)

 友はたくましく成長していた。初回1死一塁、佐賀東松ボーイズ時代の同僚、大阪桐蔭・柿木との初対戦。古賀は二直併殺に打ち取られ、4回も外角高めの142キロ直球に空振り三振。「ヒットを打てなかったので完敗です。何一つ、かなわなかった」。柿木は6回で降板し、対決は2打席だけで終わった。

 中学時代は柿木のバックで三塁を守ったが「打球が内野にすら飛んでこなかった。レベルが違う」と痛感。高校進学後、盟友の活躍のニュースを見るたびに「うれしいけど、置いていかれた気持ちで悔しかった。何とか付いていきたい」と燃えた。昨秋は3番打者として九州大会出場に貢献。1月にボーイズのOB戦で会った際には「甲子園で対戦したいね」と話した。願いが現実となり、140キロ台速球をマシンで打ち込んで備えてきたが、歯が立たなかった。

 試合後は握手を交わし「春連覇してくれ」とエールを送った。「楽しかった。夏も絶対に帰ってきて、もっと上の舞台で対戦したい」。再戦を誓い、聖地を後にした。 (原田 真奈子)

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2018年3月27日のニュース