日大山形の殿馬、本家と同じ2番で出場 初戦敗退も「夏に必ず帰ってくる」

[ 2018年3月25日 17:25 ]

第90回選抜高校野球大会第3日・2回戦   日大山形3―5智弁学園 ( 2018年3月25日    甲子園 )

5回無死、日大山形・高橋は左中間に三塁打を放つ。投手は伊原
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 野球漫画「ドカベン」の殿馬一人から名前を取った日大山形の高橋殿馬(3年)が「2番・三塁」でフル出場。1―1の5回1死から初球の直球を捉えて左越え三塁打を放ち、4番・渡部の一時勝ち越し打を呼び込んだ。

 「前の打席でチャンスをつぶしていたので、チャンスをつくりたいと無心で振った」。だがチームは6回に逆転を許し、高橋も9回の最終打席は空振り三振に終わり、この日は4打数1安打。初戦敗退となったが、“実写版・殿馬”は「三塁打が出てからは地に足をつけて野球ができた。やりきったので楽しかった」と充実感を漂わせた。

 昨秋は“本家”と同じ2番を打ち打率・355。昨夏の甲子園はベンチに入らず、漫画で殿馬が躍動した聖地でプレーするのは初めてだったが、積極的に声を出してナインを鼓舞し、堂々とプレーした。甲子園の土は持ち帰らず「まだ終わっていないので。夏に必ず帰って来ます」と力強く宣言した。

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2018年3月25日のニュース