膳所 IDシフト及ばず 打者に応じ守備変形「メジャーでは普通」

[ 2018年3月25日 05:30 ]

第90回選抜高校野球大会第2日・2回戦   膳所0―10日本航空石川 ( 2018年3月24日    甲子園 )

<日本航空石川・膳所>8回1死三塁、9点目を失ってぼう然とする膳所・手塚
Photo By スポニチ

 データ野球で健闘も、中盤以降に差を広げられて膳所の59年ぶりとなったセンバツの幕は閉じた。

 石川唯主将は「序盤は自分たちのペースだったけど、粘り強くいけなかった。データ的にはハマった部分がいっぱいあったが、生かし切れなかった」と唇をかんだ。

 データ分析専門部員を置いて研究。日本航空石川の地方大会の映像も手に入れ、各打者の打球傾向から守備陣形を変えた。3回、ほぼ遊撃の位置で打球を処理した三塁手の平井崇は「メジャーリーグでは普通」と語る。先制点となった4回1死一塁。4番・上田に対し、左翼は左中間、右翼は右中間に守り、分析通り左翼の星田の位置に打球は飛んだが、グラブからこぼれた。敗れはしたが、全国有数の京大進学者数を誇る進学校は高校野球に新風を呼び込んだ。

続きを表示

2018年3月25日のニュース