広島・新井が開幕絶望 ランニング中に左ふくらはぎ痛を発症

[ 2018年3月23日 05:30 ]

開幕が絶望となった広島・新井
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 リーグ3連覇を目指す広島にショッキングな事態が判明した。新井貴浩内野手(41)が前日21日のランニング中に左ふくらはぎ痛を発症。30日の開幕・中日戦(マツダ)出場は絶望的な状況となった。

 午前中に広島護国神社で行われた恒例の必勝祈願と、ソフトバンク戦に向けた本拠地での全体練習に、その姿はなかった。オリックスとのオープン戦(マツダ)が雨天中止となった前日21日。関係者の話を総合すると、屋内練習場でルーティンのフリー打撃を終え、ショートダッシュを繰り返す際に痛みを覚え、その場にうずくまったという。

 いきおい、予定された22日からの福岡遠征は急きょ取りやめ。同日夕方には、広島市内の病院で専門医による検査を受けた。松原チーフトレーナーは「程度が不確定なので、どれくらいなのかを確認する」と説明した。

 緒方監督は「そんなに深刻な状態ではないと思う」と前置きしつつ、8日後の開幕には「居てほしいけど、無理はさせられない」と厳しい見方を示した。高ヘッドコーチも同様に「場所が場所。無理してやるところじゃない」と語った。

 今春の歩みは順調だった。オープン戦はここまで7試合に出場。打率こそ・214ながら、17日の楽天戦(静岡)では、エルドレッドの二塁打で一塁から長駆生還する激走を披露し「体は元気だし、足も大丈夫。ケガなく順調にきている」と笑顔で話していた。

 残りの日数を考えると、30日の中日戦出場は絶望的な状況。新井が開幕1軍を外れるのは現役20年間で1度だけあり、左手の甲を痛めた2004年以来14年ぶり。この年は2軍戦出場を経て、開幕8試合目の4月10日に復帰を果たしており、今回も早期復帰が待たれる。

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2018年3月23日のニュース