阪神・小野、開幕ローテ大前進!無類の安定感 2軍戦で5回無失点

[ 2018年3月23日 09:08 ]

5回無失点と好投した小野
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 開幕ローテを狙う阪神の2年目・小野泰己投手(23)が22日、ウエスタン・リーグ広島戦(由宇)に先発して5回1安打無失点の好投。3月に入り計17イニング連続無失点と無類の安定感を見せ、ローテーション入りへ大きく、大きく前進した。

 「前回よりも納得いく球は少なかったですけど、結果がゼロだったので良かった」

 若手中心の広島2軍を全く寄せ付けなかった。初回は2死から高橋大に死球を与えるも、4番・バティスタをカウント2―2から大きく曲がるカーブで見逃し三振。上々のスタートを切ると、唯一のピンチだった4回2死一、二塁からは小窪を真っすぐで詰まらせて一ゴロに仕留めた。5回まで投げて被安打1、3奪三振、最速149キロの速球中心に、68球でまとめる抜群の投球だ。

 7日のDeNA戦から数えて3月の実戦は17イニング連続無失点。矢野2軍監督からも「今日は変化球の精度は良くなかったけど、それでも真っすぐで押し込めている。上(1軍)のローテーションでもいけるんじゃないかな」と太鼓判を押され、自身も「毎試合、ゼロで抑えるの(思い)は変わらない。シーズンが始まっても続けたい」と開幕を見据えた。

 ローテ枠を争う藤浪が23日、岩貞が24日の同・中日戦(鳴尾浜)に先発予定で、この日の快投はライバルたちにプレッシャーをかける形になった。いまだ未確定の開幕第2戦の3月31日巨人戦、もしくは4月4日からのDeNA2連戦の登板権をぐっと近づけた。「次投げるとしたらシーズンだと思う。(開幕から)何試合目でも、任された試合で投げられるように調整しようと思います」。ポテンシャルの高さから、金本監督の期待が絶大の右腕が、着実に、飛躍への準備を進めている。

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2018年3月23日のニュース