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気にする?しない?観察したい「申告敬遠」の選手心理への影響

申告敬遠の「間」は問題ないというロッテ・益田
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 3月20日、ロッテ―西武(メットライフドーム)の9回2死二塁、井口監督は打席に西武・金子侑を迎えると「申告敬遠」を申し出た。スコアは0―0。サヨナラ負けのピンチだったが、マウンド上の益田が高卒2年目の鈴木を難なく左飛に仕留めて引き分けた。

 オープン戦でこの新しい制度を試す場面はよく目にしてきた。これまでなかった新たな「間」ができたことにより、ベンチ同士だけでなく、投手と打者の心理もかき乱されるかもしれないと、頭の中で勝手に物事を複雑化してみた。

 実際、野手などは何が起こったのか、一瞬、分からなかったようで、周りを見渡す選手もいた。だから、それに近い答えが来ると想像し、当事者の益田に話を聞いてみた。返ってきたのは全く違う角度の答えだった。

 「間は全く、問題はないですよ。なんてことはない。僕は4球投げなくて済むのはありがたいです。外すにしても力入れて投げないと投げにくいので」

 入団から16年まで5年連続50試合以上に登板したタフネス右腕はそう、笑った。打者の届かない外角高めへ投げるのだから、球威は必要ない。ほとんどの投手は球速を大幅に落とし、4球を投げる。だが、益田は軽くは投げられない。だからこそ、この「4球」の削減は大きいと言う。

 中継ぎ投手は1イニングを全力で抑えるために毎試合のように準備する。1球1球が右肩に蓄積していくと考えれば重みを感じる。プロ6年目だった昨季、連続50試合登板は5年で止まった。「自分にとっては規定打席のようなもの」と毎年、目標とした数字が途切れた不調の要因は蓄積疲労もあるだろう。

 今回は益田に聞いただけだが「0球」で塁を埋めることに抵抗のある投手、ネクストバッターズサークルで虚をつかれる打者もいるだろう。新ルールでどう、野球が変わるのか観察していきたい。(記者コラム・福浦 健太郎)

[ 2018年3月23日 10:00 ]

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