センバツ開幕戦 聖光学院が大接戦制す 継投ピタリ!9回スクイズが決勝点

[ 2018年3月23日 12:30 ]

第90回選抜高校野球大会第1日   聖光学院5―3東筑 ( 2018年3月23日    甲子園 )

<東筑・聖光学院>3回途中から登板し、好投で流れを引き寄せた聖光学院・衞藤
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 第90回選抜高校野球大会は23日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1回戦が行われ、大会初戦は5年ぶり5回目の出場となった聖光学院(福島)が東筑(福岡)を5―3で下した。

 聖光学院は背番号11の上石、東筑はエースナンバーの石田がそれぞれ先発。初回、先行の聖光学院が先頭の田野の安打から2死一、三塁のチャンスを作ると、5番の須田が左前へ適時打を放って先制。東筑は直後の裏の攻撃で3番・和久田、5番・藤原の適時二塁打で2点を挙げ、すぐさま逆転に成功した。

 しかし、聖光学院も2回に1死一、三塁から田野がきっちり左犠飛を打ち上げ、すぐに同点に追いついた。今度は3回に東筑が無死満塁から4番・野口の併殺打の間に勝ち越し点を奪うと、聖光学院も負けじと5回に1死一、三塁の場面で須田が中犠飛を放って、同点とした。序盤から点を取り合う展開となったが、前半5回を終えて3―3と同点で折り返した。

 聖光学院は3回途中から衞藤、7回からは高坂に継投。両投手が無失点リレーで流れを呼び込むと、9回に安打と敵失で1死二、三塁のチャンスを作り、2番・横堀がセーフティスクイズ。これも敵失を誘って一挙に2点を勝ち越した。東筑も9回裏に1死一、二塁のチャンスを作り反撃したが、センバツ初勝利にはあと一歩届かなかった。

 聖光学院にとっては、準々決勝まで勝ち進んだ13年以来5年ぶりのセンバツ勝利。

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