【センバツ注目の父子鷹】東海大相模・金城飛龍 俊足武器に“自分らしく”体現

[ 2018年3月23日 11:00 ]

室内練習場でバッティング練習する金城飛龍
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 小柄ながらバネを生かした打撃――横浜、巨人でプレーし00年に首位打者を獲得した父・金城龍彦氏のDNAをそのまま受け継いだのが東海大相模の金城飛龍だ。「マネしているつもりはないけどフォームは似ていると言われる。スイッチはやりません」と照れる。近大付時代にエースとして甲子園の舞台に立った父からはLINEで「自分らしくやってこい」と激励された。

 小学校時代は毎試合のように父の応援に駆けつけた。中2の時に巨人の一員だった父が、横浜スタジアムで3ランを放った姿を間近で見て「凄くうれしかった。普段は普通のお父さんだけど、自慢だし目標です」。同じ道を歩んだことも「自分が選んで好きでやっている。悔いはない」ときっぱり言い切る。

 50メートル6秒3の俊足を買われ、昨秋からベンチ入り。2年生ながら今大会から1桁背番号の5をもらい、正三塁手の座を狙う。「先輩たちの足手まといになってはいけない。責任感を持って、結果を出したい」。父がいつも言う「自分らしく」を聖地で体現する。 (松井 いつき)

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 ◆金城 飛龍(きんじょう・ひりゅう)2001年(平13)8月14日生まれ、神奈川県出身の16歳。小3から野球を始める。中学時代は横浜緑ボーイズでプレーし、全国大会に出場。東海大相模では1年秋からベンチ入り。家族は両親と弟、妹。1メートル68、70キロ。右投げ右打ち。

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2018年3月23日のニュース