金本監督困った 雨でローテ決まらず「まったく見えてこない」

[ 2018年3月21日 05:30 ]

雨で試合が中止になり引き揚げる金本監督
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 開幕ローテーションが決められない…。DeNA戦が雨天中止となり、阪神・金本監督は恨めしげに雨空を見上げた。「もう、これで明日(21日・ロッテ戦)も中止になったら、いつ投げたから開幕にいつ投げるかとか、まったく見えてこない。ギリギリまで(開幕ローテは)分からんね…」

 この日のDeNA戦と21日のロッテ戦(ZOZO)の2試合を、開幕ローテ5番手を決めるための、重要な選考材料とするつもりだった。その対象となるのは20日に登板予定だった才木、小野、21日に登板予定の藤浪の3人。だが、21日の千葉も雨予報で、中止の可能性は低くはない。そうなると、1軍相手の投球で見極めることができなくなる。だから指揮官も、表情を曇らせたというわけだ。

 「明日もちょっとキツそうやね。(21日も雨天中止なら)もうファームで投げてもらうしかない。やっぱり投げないと。(ローテ当落線上に)3人いるからね。小野、才木、藤浪。岩貞がギリギリ。あそこらへん(小野、才木、藤浪)はファームで投げてもらうしかない」

 才木、小野の2人については、この日のうちに2軍戦がある山口・由宇へ派遣。21、22日の両日に登板させることを決めた。藤浪も21日の試合が中止となれば、シーズン初登板が見込まれる4月4日までの登板間隔を度外視して、23日からのウエスタン・中日3連戦(鳴尾浜)で登板することになりそうだ。メッセンジャー、秋山、能見、岩貞に続く先発5番手の人選は決め手を欠いたまま、開幕ギリギリまで頭を悩ませることになりそうだ。

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2018年3月21日のニュース