巨人・高木が支配下復帰 16年野球賭博関与で契約解除 17年育成再契約

[ 2018年3月19日 05:30 ]

オープン戦   巨人5―3ロッテ ( 2018年3月18日    ZOZOマリン )

<ロ・巨>9回1イニングを抑えた巨人・高木
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 巨人が育成選手の高木京介投手(28)を支配下登録する方針であることが18日、分かった。19日にも発表される。この日、9回に登板。1回を1安打無失点に抑え、オープン戦初セーブも記録した。「一試合一試合、一球一球に集中できている。そこが結果につながっている」と手応えを口にしていた。

 16年3月に野球賭博への関与が判明。同月に契約を解除された。1年間の失格処分中は、国学院大時代の関係者や知人の協力を得ながら練習を重ねてきた。処分が解けた17年3月に巨人と育成選手として再契約。「球団、関係者の皆さまには感謝してもしきれないです」と頭を下げていた。

 新人時代から「くそ真面目なやつ」と言われた。ところが野球賭博に関与。その事実は消えないが、昨年は3軍の一員として若手の選手らとともに長距離バス移動なども経験。3桁の背番号をつけてひたむきに野球に取り組む姿には、球団内からも「もう一度、頑張ってほしい。チャンスをあげてほしい」という声が多数を占めた。

 ここまでオープン戦4試合に登板し、防御率1・80。貴重な中継ぎ左腕として結果を出し続けている。斎藤投手総合コーチも「もうじき、いいお知らせ(支配下登録)が届くんじゃない?」と高評価を下していた。

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2018年3月19日のニュース