菅野 新球シンカーで開幕盤石 あえてピンチで上林斬った

[ 2018年3月16日 05:30 ]

オープン戦   巨人4―2ソフトバンク ( 2018年3月15日    ヤフオクD )

<ソ・巨>ソフトバンク打線を相手に6回2失点の菅野
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 攻めのシンカーだ。5回に4連打で2点を奪われ逆転された。なお二、三塁。巨人・菅野が選択したのは新球だった。「ああいう場面で使っていかないとシーズンでは使い物にならない」。売り出し中の上林を右飛に抑えた。

 前回3月3日ヤクルト戦では48球中2球だった球種。今年初めてバッテリーを組んだ小林と試合前に「多めに(サインを)出してほしい」と話し合った。初回先頭の今宮に中越え二塁打されたことで「痛打されたのは良くない。投げづらくなった」と言うが、切り替えて、あえて91球中9球も織り交ぜた。

 自身と同じ背番号19をかつて背負った上原の加入後、初めての先発。前日は、スプリットを武器にメジャー随一のクローザーにのし上がった42歳のフリー打撃登板を見学した。ピンチで臆することなく攻める2人は重なる。「順調に来ているのは間違いない。気持ちが入ってくれば2、3キロ速くなるし、変化球も鋭くなる」。30日の開幕阪神戦へ向け、23日楽天戦(東京ドーム)で最終調整する見込みだ。 (神田 佑)

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2018年3月16日のニュース