ロサリオ 打ってくれ〜 捕手封印で“復活”や 金本監督明言

[ 2018年3月16日 05:55 ]

阪神のロサリオ
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 打ってくれさえすればいい。阪神・金本知憲監督(49)が有事に備えて温められていたウィリン・ロサリオ内野手(29)の捕手起用プランの封印を明言した。

 猛打を振るった春季キャンプから一転、オープン戦では打率・150の下降線。最も期待する打撃にシーズン通して専念させる考えだ。猛虎の今季浮沈を握ると言っても過言ではない新4番。再爆発の時が待ち遠しい。

 ロサリオが2月とは別人のようにおとなしい。沖縄での第一印象が強烈すぎたからこそ出場8試合で20打数3安打2打点、打率・150に沈むオープン戦との落差が大きく感じられる。本塁打もまだない。この時期だけに金本監督は心配はしていないものの改めて打撃に専念してもらうべく「捕手案封印」を明言した。

 「今のところはブルペンでちょっと受けるというぐらいでしょう。まあ、使おうとは思ってないし」

 メジャーリーグで通算323試合に捕手で出場した経験は強みながら、阪神ではあくまで有事の際のオプションとして検討されていた。ただ、キャンプ、オープン戦を通じ、練習でもマスクをかぶる機会はなし。故障の危険性について「増えるからやっぱり怖いよね」と指摘し、よほどのアクシデントがない限り「捕手ロサリオ」は現実的ではなくなった。

 それも最大の魅力である打撃に全力を注いでもらうためで、「もちろん、もちろん」とうなずいた。勝敗にはこだわらないとはいえ、オープン戦は1勝8敗1分け。ロサリオの不調と比例するように黒星が大きく先行している。初めての日本野球で本人も試行錯誤中。結果に一喜一憂する時期ではなくても、R砲の打つ、打たないが勝敗を大きく左右する傾向は既に出ている。

 連日、コミュニケーションを取りながら状態をチェックしている片岡ヘッド兼打撃コーチは「残り8試合。そこで状態を上げてくれたらいい。波はある。開幕へ向けて8試合で上げてくれたら。2月が鮮烈過ぎたからね」と変わらぬ信頼を寄せた。沖縄では実戦6試合で12打数8安打3本塁打10打点。あいさつ代わりに大暴れした反動があっても不思議なことではない。

 守備練習に取り組む姿勢や積極的な走塁でも優等生ぶりを見せて来た新助っ人。ただ、他のことは少々目をつぶっても打ってくれさえすればいいのが主砲だ。不動の「4番・一塁」として打ちまくってくれる姿を指揮官もファンも待ち望んでいる。(山添 晴治)

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