藤浪、開幕ローテへ前進　最速１５２キロ、制球乱れず５６球

阪神先発・藤浪
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　阪神・藤浪晋太郎投手（２３）が６日、ＤｅＮＡとのオープン戦に先発し４回２安打３失点と力投。最速１５２キロの直球だけでなく、変化球のキレ味も良く、開幕ローテーション入りへ前進した。

　序盤から快調に飛ばした。初回、先頭・桑原を１３５キロのフォークで空振り三振。昨年までのチームメート・大和も直球で二ゴロに仕留めると、筒香は外角への１５１キロ直球で見逃し三振に斬り、１０球で３人を料理した。

　２回もロペス、ソトの助っ人２人をいずれも空振り三振に仕留めるなど無失点。３回まで打者９人に対して６奪三振の完全投球と最高の立ち上がりを見せた。

　だが、４回は１死から大和への死球と筒香の左前打で一、二塁とされ、ロペスにシュート回転した直球を左翼スタンドに運ばれる３ランを被弾。それでも、後続を断って予定された４回を投げきった。失点は喫したものの、制球面に大きな乱れもなく、完全復活へ明るい兆しと言える５６球だった。