阪神・大山がチーム再合流 侍の経験糧に「学んだこと生かす」

[ 2018年3月6日 05:30 ]

ノックで軽快な動きを見せる大山
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 侍ジャパン入りしていた阪神・大山が5日、チーム本隊に再合流。甲子園球場での全体練習に参加した若虎は貴重な経験を糧とするべく意気込んだ。

 「(強化試合は)終わったので、しっかり切り替えて。学んだことを生かして、しっかり頑張りたいです」

 すでに気持ちは開幕へと向かっていた。侍ジャパンには今回が初選出。豪州との強化試合第1戦となった3日には、プロ初の国際試合で「7番・三塁」として先発出場した。4打数無安打ながら、錚々(そうそう)たるメンバーに加わってのプレー。前日4日の第2戦も代走として途中出場するなど、大舞台を踏みしめた。

 一夜明けたこの日の練習前には、金本監督にチーム復帰のあいさつ。指揮官は会話の内容について「体つきとかね。全日本の選手を見て、やっぱり見劣りする自分がいるというか、見劣りを感じたみたい。スイングとかいろいろ。(経験して)良かったと思うよ」と明かし、さらなるレベルアップを求めた。

 今後は猛虎の一員として、開幕へ向けた実戦調整に着手する。金本監督は「基本的には全部出ます」とオープン戦残り15試合全てに出場させる方針であることを明言。試合出場の中で、状態を上げていくことになる。

 現時点では流動的ながら、今季はポイントゲッターとしての役割を託す考えを示した。「それ(2番は)はもったいないな」。長打力と勝負強さを兼ね備えており、指揮官からは中軸候補として期待される。日の丸を背負った若虎が再び、ペナントレースに向けて鍛錬に励む。 (山本 浩之)

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2018年3月6日のニュース