オリ・宗「ラッキー」ランニング弾 快足4年目が定位置“ダッシュ”へ

[ 2018年3月5日 06:35 ]

オープン戦   オリックス3―4DeNA ( 2018年3月4日    ほっと神戸 )

1回無死、宗はランニング本塁打を放つ
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 オリックスの高卒4年目、宗が「1番・中堅」で出場し、初回にランニング本塁打を放った。2試合連続となる先頭打者本塁打&複数安打で、外野レギュラー奪取へ猛アピールに成功した。

 「ラッキーでしたね。1番打者として点につながる仕事ができたことは良かったです」

 初回。1ボールからの熊原のカーブを三塁線突破。左翼手・佐野が処理を誤り打球は後方の左翼フェンス最奥へ転々。50メートル5秒8の快足を飛ばして一気にベースを一周した。

 2戦連続の先頭打者本塁打は02年清水隆行(巨人)以来16年ぶり。福良監督は「最後はヘバッてましたけどね。走り込みが足りませんね、走らせます」と冗談交じりに語った上で、「持ち味は出してくれた。(正中堅手争いでは一歩)抜けてますかね」と評価した。

 昨季まで主に遊撃手で、正中堅手不在のチーム事情から打撃と走力を買われ外野転向。4回1死一、二塁で、宮崎の中犠飛を処理した際に、遊撃・安達への送球が三塁方向へそれ一塁走者の二進まで許し危機を広げた。「やっぱり課題は守備。集中して、やるだけです」と宗。吉田正やロメロ、マレーロらが居並ぶ重量打線で、背番号6がオリックスのキーマンになりそうだ。 (湯澤 涼)

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2018年3月5日のニュース